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ENVIRONMENT

環境への貢献

日本の森は今、危機に直面している

 良質な木材を育てるためには、混みあった樹木を適度に間引く地道な作業「間伐」が必要です。
しかし林業従事者の減少や高齢化、安価な輸入木材との価格競争などにより、
日本の林業は今危機的な状況にあります。
人手不足と資金不足により放置された森が深刻な社会問題となっているのです。
間伐を行わない森林は暗く、下草が育たない地表は雨のたびに土が流れてしまいます。
樹木が大きくならないばかりか、森は水を蓄える能力を失い山崩れなどの自然災害を招きます。
美しい森を絶やすことなく未来へつないでいきたい。
それが加子母の人々の切なる願いです。

間伐とは

日本間伐材の価値

 間伐材の中でも比較的大きなものは商品価値があります。
しかし成長が緩やかなヒノキは樹齢40~50年では充分な大きさには育たず、
直径13センチ以下の木材は1本500円程度の安値でしか取引されません。
販売価格よりも間伐のための労力や搬出コストが大きく上回っているのです。
間伐材を使用した魅力的な商品を創ることは、森と地域のサステナビリティのためにも必要でした。

加子母ヒノキの集成材

 廃材同様だった間伐材を有効利用するために開発されたのが集成材です。
加工に適さない部分は取り除かれ、木の良い部分だけで構成しているので見た目も美しく、
無垢材の欠点である湿度の変化による割れや変形も少なくなります。
これにより環境が異なる海外での使用が可能になりました。
木目の美しい部分は柱や梁に、節のある部分は目立たない場所に使用しているので、無駄を極限までおさえています。
美しい森を未来に残すために。手塩にかけて育てたヒノキを無駄にしないために。
組み立て式和室「庵 IORI」にはそんな思いが込められています。

購入方法・お問い合わせ

株式会社モノサシパブリックリレーションズ

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